油 2006 5 1
先日、4月27日に、
「原油先物相場は、60ドルから65ドルが、
居心地のよい水準だと思います」と書きました。
これは、原油価格の推移を見れば、そう思いたくなります。
1986年から1997年まで、原油価格は、
15ドルから20ドル強で、推移していました。
上昇基調になったのは、西暦2000年以降です。
そして、2004年になってから、
今まで長らく天井となっていた抵抗線を上に抜いたのです。
こうしてみると、原油価格の上昇は、
時間的に、あまりにも速すぎると思います。
投機的 2006 4 27
最近のWTIの動きは、投機的だったと思います。
それは、週足チャートを見れば、わかることで、
無理やり、相場を押し上げたように見えます。
原油先物相場は、60ドルから65ドルが、
居心地のよい水準だと思います。
そういうわけで、現在の水準は、
いろいろな理屈をつけて、無理に作り上げた相場だと思います。
イランの問題などは、昨年後半の方が危機感があったと思います。
それなのに、原油先物相場は、昨年9月から12月まで、低迷していました。
イラン関係の「刺激的なニュース」は、
「昨年秋から年末にかけて」の方が、多かったのです。